種別 論文
主題 人口軽量骨材コンクリートの即時脱型製品への利用に関する基礎的検討
副題
筆頭著者 河野清(徳島大学工学部)
連名者1 藤崎茂(愛媛県庁土木部)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 249
末尾ページ 252
年度 1979
要旨 1.まえがき
 コンクリート製品は、軽量化されると運搬、取扱いなどの点できわめて有利であり、また、構造部材として遮音性、耐火性など普通コンクリートに優る特性を有している。わが国では、品質のよい人口軽量骨材が製造、市販され、建築工事や土木の橋げた、スラブ等にかなりの使用例があり、工場製品でも一部に使用されている。
 人口軽量骨材の製品用かた練りコンクリートへの利用については研究結果が報告されているが、一方ブロック類にみられる超かた練りコンクリートを用いる即時脱型製品への利用については、研究結果が十分に報告されていない。とくに、即時脱型工法は型わく費を低減し、製品を量産する経済的方法として注目されるものであり、今後、軽量ブロック、軽量遮音壁、軽量プレハブ板等の使用の増大を考えると十分に研究する必要がある。
 したがって、小型ブロックの製造できる即時脱型型わくを用いて、単位水量、単位セメント量、細骨材率、混和剤などの配合要因を変え、人工軽量骨材を用いた即時脱型用コンクリートの基本となる適正配合とコンシステンシー、圧縮強度、はだ面などに及ぼす影響について基礎的検討を行った。
5.まとめ
 造粒型人工軽量骨材を使用した超かた練りコンクリートを用いて小型ブロックの即時脱型について、配合をかえて検討を行った。本実験の範囲では、単位水量133〜141kg、単位セメント量300kg、細骨材率48%前後の配合を選べば、圧縮強度300kg/cm2
程度のブロックを容易に製造することができる。即時脱型に適した超かた練りコンクリートのCF値は0.69前後であり、川砂を用いると0.05程度は高くなる。また、即時脱型ブロックの品質を高めるには即時脱型に適した最適単位水量、その他の配合要因を選び充てん率をよくする必要がある。
PDFファイル名 001-01-0063.pdf


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