種別 論文
主題 異形鉄筋の横ふし間隔および個数が付着特性に与える影響について
副題
筆頭著者 長友克寛(高松工業高等専門学校)
連名者1 角徹三(豊橋技術科学大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
11
2
先頭ページ 171
末尾ページ 176
年度 1989
要旨 はじめに
異形鉄筋に引き抜き力が加わった場合、初期の段階では載荷端(あるいはひびわれ面)近傍での鉄筋周囲のコンクリートの負担する付着力は部材内部のそれよりも当然大きい。しかし、引き抜き力の増加に伴い、この周囲のコンクリートには耐力低下、いわゆる付着劣化が生じ、付着力負担のピークは内部のコンクリートヘと移行していく。このような付着力の再分配に影響する因子としては基本的には2つが考えられる。1つは横ふし間隔、1つは横ふし個数(定着長)である。これらの付着特性への影響に関する研究は既に幾つか報告されているが、それらはいずれも部材内部を対象としたものである。載荷端からの主鉄筋の抜け出しが載荷端近傍域の付着特性に大きく支配されることなどを考えると、この領域での詳細な検討が必要となってくる。本研究は、これらのことを念頭に置いた上で、直角横ふし鉄筋の引き抜き試験を実施し、鉄筋横ふしの間隔および個数の付着特性への影響を部材内の種々の位置と対応づけて検討したものである。また、著者らは、付着特性解明のための研究の一環として横ふし1個のみをもつ鉄筋の付着特性について報告している。本研究は、それらの結果と一般の多数ふし鉄筋の結果との橋渡しをする目的をも兼ねている。
まとめ
本研究では、引き抜き試験を実施し、載荷端近傍域(L≦60〜75mm)において(1)横ふし個数nr=1で横ふし間隔Srが増加、(2)載荷端と載荷端に最も近い横ふしまでの距離Lが増加、(3)定着長の短い場合で載荷端より横ふし個数nRが増加する場合、いずれも平均付着強度およびその時の自由端すべりは増大することなどを明らかにした。
PDFファイル名 011-01-2027.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る