種別 論文
主題 3本束ね鉄筋重ね継手部の曲げ靱性に関する実験的研究
副題
筆頭著者 矢代秀雄(日本大学生産工学部)
連名者1 桜田智之(日本大学生産工学部)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 183
末尾ページ 188
年度 1989
要旨 まえがき
束ね鉄筋の重ね継手長さに関する各国の規定では、束ねた鉄筋の周長欠損の割合に応じて、30%〜50%の重ね継手長さの増加率を定め、継手部での応力伝達に対する影響を継手長さの延長により補う方針をとっているが、既往の研究は少なく、特に、塑性域での継手部の耐荷力に関しては不明な点が多い。束ね鉄筋重ね継手の基礎となる通常の重ね継手に関し、継手筋降伏以後を対象とした研究では、横補強筋が継手部靱性の維持、向上に最も大きな影響要因であると報告されており、定量的評価が確立されれば、継手長さを低減することも期待できる。本研究は3本束ね鉄筋について、重ね継手長さと横補強筋を実験変数とし、塑性域を対象とした正負繰返し載荷により、継手部の曲げ靭性について検討したものである。
まとめ
3本束ね鉄筋の重ね継手部の性状について次の結果を得た。(1)長期荷重時での最大ひび割れ幅は0.2mm以内で使用上の限度内といえる。(2)付着破壊を生ずる継手部を横補強筋量と束ね筋の配筋位置により特定することが出来る。(3)継手長さ及び横補強筋と靭性率の関係を次式で表すことが出来た。(Iタイプ)μ=α・(le/d)0.5・ns・aw(α:係数)(4)添え筋を用いないNタイプの靱性は継手長さ30dに限ればIタイプより良好であった。
PDFファイル名 011-01-2029.pdf


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