種別 論文
主題 終局強度型鉄筋コンクリート造立体骨組の柱の設計用応力
副題
筆頭著者 青山博之(東京大学工学部)
連名者1 李康寧(東京大学大学院)
連名者2 小谷俊介(東京大学工学部)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 211
末尾ページ 216
年度 1989
要旨 はじめに
終局強度型RC造骨組構造物の梁降伏先行型の全体降伏機構を保証するための柱の設計用応力に関する今までの研究は殆ど軸力変動の少ない内柱について行なわれた。変動軸力を受ける外柱、隅柱の設計用応力に関する研究は少ない。そこで、本研究は2方向地震動の同時性及び転倒モーメントにより外柱、隅柱に生じた変動軸力と曲げモーメントの相互作用を考慮したRC造立体骨組の非線形地震応答解析によって、全体降伏機構を保証するための柱の設計用モーメント、せん断力の割増率及び外柱、隅柱の設計用軸力を検討した。
結び
終局強度型RC骨組構造物の柱の設計用応力の動的割増率は、入力地震波の大きさ建物の特性等が影響する。変動軸力を受ける外柱、隅柱は、さらに軸力と二軸曲げの相互作用の問題が絡んで柱の設計用応力を定めるのが複雑になる。本研究は立体骨組の一例について検討した結果、変動軸力を受ける外柱、隅柱の設計用応力の割増率は、変動軸力の少ない内柱より大きい。かつ、曲げモーメントの割増率は層によってばらつきが大きく、せん断力の割増率より大きい。また、軸力増大側と軸力減少側の設計用応力の割増率が異なることを示した。このような部材の設計用応力を明確に定義するためには、今後とも研究を続ける必要である。
PDFファイル名 011-01-2034.pdf


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