種別 論文
主題 ビニロン繊維補強コンクリートの曲げ特性と衝撃抵抗性
副題
筆頭著者 小泉徹(石川工業高等専門学校)
連名者1 椥場重正(石川工業高等専門学校)
連名者2 高桑信一(石川工業高等専門学校)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 1203
末尾ページ 1208
年度 1990
要旨 まえがき
脆性材料であるコンクリートの欠点を補う方法の一つに繊維補強がある。繊維補強に用いられる繊維としては、鋼繊維、ガラス繊維、合成繊維に加え、近年、新素材繊維の開発が進められ、その一つにビニロン繊維がある。著者らは、ビニロン繊維が従来使用されてきた合成繊維に比して、高い弾性係数と引張強度を持つことより繊維補験効果が大きいことを示した。数多くの繊維補強に関する研究が行なわれているなかで、2種類以上の繊維を組合せてその補強効果(以下混成補強効果とする)を調べたものは少なく、性質の異なる繊維をその特性を生かして使用すれば、大きな効果が期待される。本研究ではビニロン繊維の繊維長がコンクリートの補強効果に及ぼす影響と、鋼繊維とビニロン繊維の混成補強効果について調べた結果を述べる。
まとめ
新素材繊維の一つであるビニロン繊維は従来使用されてきた合成繊維よりも高い弾性係数、引張強度を持つことよリ、繊維補強コンクリートヘの利用が期待される。本研究では、ビニロン繊維の繊維長がコンクリートの強度特性に及ぼす影響と、鋼繊維とビニロン繊維の混成補強コンクリートの強度特性について調べた。得られた結果をまとめると以下のとおりである。(1)使用したビニロン繊維では繊維長が強度特性に及ぼす影響は大きく、繊維長の短いものはコンクリートマトリックスとの付着が小さく、繊維補強効果が表れない。(2)ビニロン繊維と鋼繊維の混成補強は効果が大きく鋼繊維の一部をビニロン繊維で置換し繊維補強コンクリートの経済性を高められる。(3)繊維補強コンクリートの衝撃低抗性は曲げタフネスで評価できる。
PDFファイル名 012-01-1210.pdf


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