種別 論文
主題 充填型鋼管コンクリート柱に接合される合成梁の実験的研究
副題
筆頭著者 岡本晴彦(竹中工務店)
連名者1 東端泰夫(竹中工務店)
連名者2 市川敦史(竹中工務店)
連名者3 沢田博(竹中工務店)
連名者4  
連名者5  
キーワード
12
2
先頭ページ 197
末尾ページ 202
年度 1990
要旨 まえがき
本研究は、充填型鋼管コンクリート柱に接合され、施工上の制約から、端部が鉄骨のみの断面で、中央部はプレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート(以下SRCと略記)造とする梁を対象とし、鉄骨梁からの剛性向上度の高い合成梁の開発とこのような部材の適切な復元力特性モデルを示すことを目的とする。既報の実験では、SRC造端部の梁鉄骨に鋼板(定着板厚さ16mm×コンクリート幅×コンクリート成)を溶接し、これに梁の主筋を溶接定着する方法が剛性向上の上で有効であることが確認された。しかし、梁の全断面に定着板を設けることには実用上の問題がある。本報告は、鉄骨梁の剛性に対する合成梁の剛性増大比を高めるために、SRC造端部において梁主筋の梁鉄骨への合理的な定着方法を検討することを目的として行なった実験結果について述べるものである。
まとめ
充填型鋼管コンクリート柱に接合される梁を対象とし、鉄骨梁からの剛性向上度が高く、かつ施工性の良い剛性梁の開発を目的として、梁の主筋の各種の定着方法による影響を検討する実験を行なった。明らかとなった主な事項は次のとおりである。(1)梁フランジ外側に溶接されたコの字型ピースに梁主筋を溶接する定着法と梁フランジ外側に溶接されたL型定着板に梁主筋を溶接する定着法を採用した合成梁は、梁の全断面に定着板を設けたものとほぼ同等の比較的高い鉄骨梁からの剛性の向上を示した。(2)合成梁の復元力特性のモデル化を試みた。提示したモデルは、主筋が鉄骨に定着されていれば荷重除荷時までを含めたせん断力−部材角関係を実用上の目的に適う精度で表示することが可能である。
PDFファイル名 012-01-2031.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る