種別 | 論文 |
主題 | 一般化されたRC接合要素の検証 |
副題 | |
筆頭著者 | 三島徹也(前田建設工業) |
連名者1 | Buja BUJADHAM(東京大学) |
連名者2 | 前川宏一(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 305 |
末尾ページ | 310 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに RC部材の復元力特性の解析精度向上を図る目的で、著者らは、繰り返し荷重を受けるRC接合要素の開発を行っており、ひびわれと鉄筋が直交する場合の基本モデルについて報告を行った。さらに、梁・柱のせん断ひびわれのように、部材中に発生するひびわれにも適用可能な接合要素を、(1)ひびわれと鉄筋の交差角の影響、(2)隣接ひびわれの影響を考慮して一般化しており、材料モデルを中心にその詳細を報告した。しかし、モデル精度の詳細な検討が不十分であった。本論文は、RC板の1軸交番載荷試験およびプッシュオフ試験を対象とした解析を行い、ひびわれ面の変形を解析と比較する事により、一般化RC接合要素モデルの検証を行うものである。 まとめ RC板試験およびプッシュオフ試験の結果を用いて、RC接合要素モデルの精度を検証した結果、以下の結論を得た。(1)RC板試験との比較から、本解析で使用した鉄筋モデル、コンクリートの応力伝達モデルが、繰り返し荷重を受けるひびわれ面の挙動を予測するに十分な精度を有していることが確認された。(2)プッシュオフ試験との比較から、本解析モデルが、ひびわれ面の変形性状だけでなく、耐力についても予測可能であることがわかった。(3)RC板試験および斜め配筋されたプッシュオフ試験結果との比較より、本接合要素の斜め配筋に対するモデル化が概ね妥当であることが示された。 |
PDFファイル名 | 012-01-2049.pdf |