種別 報告
主題 シリカフューム・高炉スラグ微粉末を使用した高強度コンクリートの諸特性
副題
筆頭著者 渡部嗣道(フジタ工業技術研究所)
連名者1 岡村一臣(フジタ工業技術研究所)
連名者2 横須賀誠一(フジタ工業技術研究所)
連名者3 穐山文男(フジタ工業技術研究所)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 99
末尾ページ 104
年度 1990
要旨 はじめに
近年、設計基準強度420〜480kgf/cm2程度の高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート造建築物が建設されるようになったが、コンクリートの高強度化はさらに進む傾向にあり、シリカフュームおよび高炉スラグ微粉末などの混和材や高性能減水剤を用いて圧縮強度1000kgf/cm2以上のコンクリートも開発されるようになった。本研究は、こうした状況を踏まえ、圧縮強度800〜1000kgf/cm2程度の高強度コンクリートの実用化を旨として、シリカフューム(記号;SF)または高炉スラグ微粉末(以下、単に高炉スラグという)を用いたコンクリートの諸特性について検討したものである。
まとめ
1)高炉スラグ微粉末と高性能AE減水剤を使用して、圧縮強度が800〜1000kgf/cm2程度のコンクリートが製造できた。また、低水結合材比の場合、シリカフュームを混入することによってワーカビリチーを改善することができた。2)シリカフュームおよび高炉スラグ微粉末の強度増加効果は、温度依存性がたかかった。3)シリカフュームおよび高炉スラグ微粉末の場合とも5℃養生強度は20℃養生強度に対して極端に低く、その強度差は置換率が大きいほど増大する傾向があった。4)ヤング係数は、シリカフュームの場合は置換率が大きくなるほど値は小さくなり、高炉スラグの場合は置換率が大きくなるほど増大する傾向があった。5)引張強度はいずれの混和材を用いても圧縮強度600kgf/cm2以上になるとほとんど増大せず、40〜60kgf/cm2程度であった。6)乾燥収縮は、水結合材比が小さくなると減少する傾向が見られた。また、シリカフュームは水結合材比が小さい場合、置換率が大きくなると乾燥収縮は増大する傾向があった。しかし、高炉スラグでは、その置換率による影響は見られなかった。
PDFファイル名 012-02-1015.pdf


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