種別 | 報告 |
主題 | 実構造物を対象とした締固め不要な高流動コンクリートの打設実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 佐原晴也(日本国土開発技術研究所) |
連名者1 | 竹下治之(日本国土開発技術研究所) |
連名者2 | 横田季彦(日本国土開発技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 291 |
末尾ページ | 296 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 本研究は、バイブレータによる締固めをしなくても型枠の隅々まで行き渡り、しかも材料分離も少ない高流動コンクリート(通称:スーパーフローコンクリート、以下SFコンクリートと称す)の開発を目的としたものである。このような特性を有するSFコンクリートは、通常のコンクリートに増粘剤と高性能減水剤を添加して製造する。既報では、SFコンクリートの基礎的研究として、両混和剤の配合比とコンシステンシーとの関係、およびコンシステンシーや振動締固めの有無が供試体の外観や品質に及ぼす影響について実験的に検討した。本報では、このSFコンクリートをRC構造物へ適用した実験結果について報告する。実験の対象としたRC構造物は一般の建築物、およびコンクリート2次製品のボックスカルバートである。以下に、これらの実験の概要および実験結果について述べる。 まとめ 本実験の結果、適切なスランプフロー値のSFコンクリートは、一般のRC構造物の場合でも、締固めすることなく型枠の隅々まで充填が可能であること、および硬化後のコンクリートの品質も損なわれないことが分かった。一方、今後の課題としては、試験室の結果と実機との関係、混和剤の均一な混合方法、コンクリート2次製品表面の気泡跡の減少方法の検討などがあげられる。 |
PDFファイル名 | 012-02-1049.pdf |