種別 論文
主題 壁型枠へのコンクリート打設に関する解析的および実験的研究
副題
筆頭著者 谷川恭雄(名古屋大学)
連名者1 森博嗣(名古屋大学)
連名者2 渡辺健治(名古屋大学大学院)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 839
末尾ページ 844
年度 1991
要旨 まえがき
近年、コンクリート工事の合理化・省力化手法に加え、コンクリート工事に対する品質管理のあり方が問われている。また一方では、高強度・超高強度コンクリート、繊維補強コンクリート、水中コンクリート、ハイパフォーマンスコンクリートなどの新材料や、圧入工法、仕上材先付工法、無振動打設工法などの新工法が次々と開発されている。これらの新材料・新工法の実用化に際しては、膨大な量の実大実験を行い、その妥当性を逐次検証する必要がある。筆者らは、既に粘塑性有限要素法(VFEM)およびサスペンション要素法(SEM)によるフレッシュコンクリートの流動解析手法を提案し、各種レオロジーおよびコンシステンシー試験をはじめ、各種施工条件下のコンクリートの流動挙動のシミュレーションにこれらの方法を適用してきた。また、実施工規模のシミュレーションが可能な解析手法として、粘塑性空間要素法(VDEM)を開発した。本報では、壁状型枠内に打設されるフレッシュコンクリートの挙動をVDEMを用いて解析し、コンクリートのレオロジー性質の影響について検討するとともに、小型模型壁状型枠を用いた流動実験によって、解析手法の妥当性を検証する。なお本実験は、建設省総合技術開発プロジェクト「鉄筋コンクリート造建築物の超軽量・超高層化技術の開発」の一環として実施したものである。
まとめ
本研究では、粘塑性空間要素法を用いて、小型壁状型枠内でのコンクリートの打設シミュレーションを行い、レオロジー性質や配筋が、流動挙動に与える影響について考察した。また、解析と同条件の小型壁状型枠内への打設実験を行い、型枠のサイズ、鉄筋の流動抵抗性、および試料のコンシステンシーが流動挙動に与える影響を、解析結果と比較した。実大型枠内での流動挙動と比較して、モデル実験での流動挙動はコンシステンシーや鉄筋量などの要因に対して敏感に反応するため、上面の勾配は急になる傾向があるなど、そのスケール効果については、今後さらに実験を行うことにより解明する必要がある。本解析では、型枠を2次元として取り扱ったため、型枠前後面のすべり抵抗力が考慮されていない。本実験で用いた試料の流動状況からこの影響は比較的小さいものと推測されるが、実施工条件の解析には、入力値として使用したレオロジー性質を、型枠前後面の影響を含んだ値とする必要がある。
PDFファイル名 013-01-1146.pdf


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