種別 論文
主題 コンクリート強度と鉄筋のふし形状が付着特性に与える影響
副題
筆頭著者 赤司二郎(京都大学大学院)
連名者1 藤井栄(京都大学)
連名者2 森田司郎(京都大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 127
末尾ページ 132
年度 1991
要旨
近年、RC構造物の高層化、軽量化に伴い、高強度のコンクリートと鉄筋を利用するための技術開発が盛んに行われている。このような技術開発の成否を左右する問題のひとつが高強度材料を用いた場合の付着性状の把握である。異形鉄筋の付着特性は、表面に設けられた突起(ふし)のありようで全く異なるものになることは周知のことである。しかしながら表面形状の影響についての研究はRehmによる研究以降ほとんどなされていないのが現状であり、わが国でも組織的に行われた研究としては、太径鉄筋の開発にかかわる研究がある程度である。本研究は、付着特性と表面ふし形状の関係を定量的に把握することを目的とし、特にコンクリート圧縮強度900kgf/cm2程度までの範囲でコンクリート強度が付着性状に及ぼす影響も併せて明らかにする。
結論
1)ふし高さ・間隔比(h/l)が大なるほどτ−S曲線上の剛性が増大する。h/lが1/8程度以上になるとτ−S関係に顕著な差はなくなる。2)付着特性はふし前面の支圧応力−すべり関係(σr−S)に帰着する。3)コンクリート強度の増大により付着強度、付着すべり剛性は増大する。4)十分拘束された場合の付着強度はコンクリート強度の0.85乗に比例する。5)h/l比が小さいものほど、同一付着力に於ける鉄筋軸と直交する方向のコンクリート内部ひずみは大きくなる。6)鉄筋表面形状、コンクリート強度の付着特性に及ぼす影響について定量的に評価しσr−S関係をモデル化した。
PDFファイル名 013-01-2018.pdf


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