種別 論文
主題 付着割裂強度に及ぼす主筋本数と横補強筋の効果
副題
筆頭著者 市之瀬敏勝(名古屋工業大学)
連名者1 横尾慎一(名古屋工業大学大学院)
連名者2 南宏一(福山大学)
連名者3
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 157
末尾ページ 162
年度 1991
要旨 はじめに
鉄筋コンクリート部材の強度と変形能力を確保するためには、曲げ破壊、せん断破壊と共に、付着割裂破壊を考慮する必要がある。藤井・森田は、部材中の主筋の付着割裂強度を調べるための系統的な実験を片持ち梁形式で行い、付着割裂強度算定式を提案した。この成果は、日本建築学会「鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計指針・同解説」に生かされている。その後、角・山田らは、単純梁形式で付着割裂強度を調べる実験を行った。しかし、主筋本数・中子筋など、付着破壊に及ぼす影響因子は数多く複雑で、不明な点がなお多い。著者らは、角・山田らと同じく単純梁形式で若干の付着割裂実験を行ったのでここに報告する。
結論
1)本論文の方法により、1つの試験体で4つの付着割裂試験を行うことができる。2)指針の付着強度算定式は、主筋の本数が多い場合には中子筋の有無にかかわらず安全率が低い。逆に、主筋が4本で中子筋がある場合には、安全率が高すぎる傾向がある。3)8角形フープは、付着割裂強度に関して中子筋と同程度に有効である。4)横補強筋比が同じでも、補強筋間隔が大きいと付着強度は小さくなり、耐力低下が早く生じる。5)かぶりコンクリートがない場合の付着強度は、かぶりのある場合より10%程度低い。
PDFファイル名 013-01-2023.pdf


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