種別 論文
主題 逆T型PC板埋設型枠を用いた合成床スラブの長期曲げ性状
副題
筆頭著者 山下正吾(富士ピー・エス)
連名者1 岩原昭次(熊本工業大学)
連名者2 小森清司(長崎大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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2
先頭ページ 249
末尾ページ 254
年度 1991
要旨 はじめに
プレストレス導入型の埋設型枠を用いた既往の合成床板の開発、実用化は、スラブ工法の合理化、工期短縮、スラブの大スパン化およびスラブの高品質化等を主目的としたものであるが、更に小梁の省略化を目指すと、底面がフラットな形式でかつ幅広のリブを有する逆T字型断面形状のものを提案することができる。本研究は、このような逆T字型のプレストレストコンクリートプレキャスト板を埋設型枠とし、その上に現場打ちコンクリートを打設する複合方式の合成床板が、両端固定支持されている場合の長期曲げ性状を実験的に明らかにし、また、それを検討することを目的とする。なお、本論文では変形・歪履歴等の考察・検討を行い、応力性状等の解析については次報で述べる。
まとめ
逆T字型埋設型枠を使用した合成スラブについて経過日数65日までの長期曲げ性状について次の結果を得た。1)ひび割れは経過時に大きく進展する傾向が見られず、また、このひび割れは変形、PC鋼線および鉄筋の各歪に対して顕著な影響を与えないようである。2)変形は経過日数65日時点でも進行しているが、長期たわみ係数の終局値はCFR1で約1.8、CFR2で1.1と予想され、終局時たわみは極めて小さいと考えられる。3)本実験においては載荷時にひびわれを発生させるもの(CFR2)とさせないもの(CFR1)の2種類を実験要因としたが、両試験体のPC鋼線と鉄筋の歪は、経過日数を至るにしたがって定性的に同じような傾向を示し、また、定量的にも顕著な違いが現れなかった。
PDFファイル名 013-01-2039.pdf


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