種別 論文
主題 FRPとポリマーモルタルによるPC板を用いたRC梁の補修に関する研究
副題
筆頭著者 大木浩靖(奈良建設)
連名者1 佐藤貢一(奈良建設)
連名者2 小玉克己(武蔵工業大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
13
2
先頭ページ 883
末尾ページ 886
年度 1991
要旨 はじめに
昨年まで著者らは、繊維強化プラスティック(FRP格子)を劣化させたRC梁の下面に配置し、塩害・コンクリートの中性化・凍結融解作用に強く耐候性に優れているポリアクリル酸エステル系ポリマーモルタル(以後PPモルタル)で一体化させた補修方法により主鉄筋の応力、たわみ量、ひびわれ幅が低減される事を示してきた。しかし、施工の面から考えた場合、現状のコテ塗りによる補修方法は施工の技術により品質・作業効率に変化が生じる事から、補修工程において技術者の技術に頼る部分を極力少なくする事が必要となっている。そこで、本研究は補修部分をプレキャスト化したPC板をPPモルタルを用いてRC梁に接着する事でコテ塗りによる補修と同等の効果を得られるか否かを主鉄筋応力、たわみ量、ひびわれ幅等より確認する事を目的に行った。
まとめ
以上の結果より、昨年までFRP補強材をPPモルタルでコテ塗りにより供試体に接着し補修効果を確認するために集められたデータは、補強材をPPモルタルで固めたプレキャストにおいても同等の性状を確認できた事(PC板3cmにおける値)により、今後プレキャストにおいても有効に利用出来ると考えられる。今回の実験でプレキャスト化へのめどが立った事により補修工事の手間の低減に大いに役立つものと思われるが、PC板接着にあたっては、接着面の不陸整正をしっかり行う必要がある事も注意点として挙げられる。
PDFファイル名 013-01-2150.pdf


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