種別 報告
主題 高炉スラグ微粉末を用いた高強度コンクリートの諸性質
副題
筆頭著者 島崎信明(住金鹿島鉱化)
連名者1 牧野芳久(住友金属工業)
連名者2 関口正夫(住金鹿島鉱化)
連名者3 金谷光秀(八洋コンクリートコンサルタント)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 275
末尾ページ 280
年度 1991
要旨 はじめに
高炉スラグ微粉末(以下、BFS)を用いたコンクリートの報告は数多くあるが高強度、高粉末度、蒸気養生および耐久性に関連するものは少ない。高強度コンクリートにBFSを用いた場合の強度特性や乾燥収縮、促進中性化等の硬化コンクリートの諸性質について調べた。コンクリートの配合は土木用、二次製品用、および建築用に対応させBFSを普通ポルトランドセメント(以下、OPC)に対し、25%~75%置換した。コンクリートの水セメント比(以下、W/C)は27%~55%で行い、養生は標準養生と蒸気養生の2通りとした。そして強度、乾燥収縮、凍結融解抵抗性、促進中性化、透水性、耐酸性などの特性について検討した。
まとめ
BFSを高強度コンクリート用混和材として用いた場合、本試験の範囲でまとめると以下のようになる。(1)標準養生ではBFSの粉末度と初期のOPCを100%とした強度比は比例関係があり、中長期の強度はOPCに対して20%程度増加する傾向が見られた。(2)蒸気養生では、6000cm2/g以上のBFSはOPCに対して同等以上の強度を示すことが認められた。(3)空気量を調整しない蒸気養生で、BFS(4000cm2/g以上の粉末度)を50%置換した場合、凍結融解抵抗性を改善する効果が認められた。(4)BFS(7000cm2/g)は標準養生で、乾燥収縮、凍結融解抵抗性がOPCと同等であり透水性、耐酸性については改善されることが確認された。また中性化についてはW/Cが35%から45%の高強度コンクリートではほとんど見られなかった。
PDFファイル名 013-02-1044.pdf


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