種別 報告
主題 軟弱地盤上の空港コンクリート舗装の構造特性試験
副題
筆頭著者 横田弘(運輸省)
連名者1 塩崎正孝(運輸省)
連名者2 田中政典(運輸省)
連名者3 朝倉光夫(運輸省)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 997
末尾ページ 1002
年度 1991
要旨 はじめに
東京国際空港(羽田)では、空港機能の拡張と空港環境の改善を目的として、沖合展開事業が現在実施されている。事業は昭和59年に開始され、平成8年頃には新しい空港が名実ともに完成する。完成後の空港の平面計画を図-1に示す。事業は、3段階に分けて実施され、現在第二期工事のピークを迎えている。本事業は、東京湾の廃棄物処理場跡地の不均一な超軟弱地盤上で進められており、きわめて地盤条件が悪い。このため、平成3年度に工事着工となる約100haの西側ターミナル地区エプロン舗装では、建設中および供用開始後の不同沈下の発生が避けられない。今回のエプロンの設計においては、不同沈下量をシミュレーションにより定量化し、これに対して構造上有利となる舗装種別の選定と発生応力の評価を行った。また、不同沈下発生後の勾配修正などの維持補修の方法の確実性についても検討した。今回は、これらを実証確認するため、現場において大規模な試験舗装を実施したので、この結果を報告する。
結論
今回の報告は、現場での試験施工の一次解析のみにとどまったが、曲率半径5、000mm程度の不同沈下に対する舗装体の挙動および維持補修工法に関して以下のことが明らかとなった。(1)PC舗装、CRC舗装のみらずNC舗装はいずれも地盤の不同沈下にほぼ追随した。その際、空隙の発生は明確に認められなかった。(2)繰り返し荷重が作用しても、舗装体の構造特性および舗装版目地間の荷重伝達特性に大きな変化は見られなかった。(3)版の厚い空港コンクリート舗装の温度応力の算定においても、従来より道路舗装で用いられている岩間の式を適用することの妥当性が確認された。(4)コンクリート舗装の維持補修に、薄層嵩上げを行うことの可能性が実証された。また、PC舗装についても、複数回のリフトアップが可能であることが実証された。
PDFファイル名 013-02-2170.pdf


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