種別 論文
主題 高流動・不分離コンクリート成形体の表面気泡低減に関する研究
副題
筆頭著者 倭富士桜(花王)
連名者1 福田昌弘(花王)
連名者2 玉置良市(花王)
連名者3 飯塚正則(花王)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 321
末尾ページ 324
年度 1992
要旨 はじめに
高流動・不分離コンクリートとして、ハイパフォーマンスコンクリート(以下、HPCと略す)は、コンクリートの耐久性向上、施工の合埋化を目的として、東京大学の岡村研究室で開発されたコンクリートである。HPCのフレッシュな状態における最大の特徴は、流動性、材料分離抵抗性、充填性に優れ、振動締め固めをせずに型枠の隅々に行き渡ることである。HPCは、水溶性高分子と混和材料として高炉スラグ粉末及びフライアッシュを用いる場合(セメントを含めた微粉末の三成分系HPC)と、高炉スラグ粉末もしくはフライアッシュを用いる場合(二成分系HPC)が報告されている。筆者らは、二次製品にHPCを適用すべく、材料配合の単純な二成分系を採用して、二次製品に必要な初期強度を確保し、さらに、表面気泡低減の為、微振動に加え界面張力低下型剥離剤の技術を用い、高流動・不分離コンクリートの開発に至り、これを「自己充填性コンクリート」と称した。本研究では、フレッシュコンクリートの流動性及び分離抵抗性、さらに、硬化コンクリートの表面気泡の低減効果について報告する。
まとめ
高流動・不分離コンクリートを二次製品に適用すべく、初期の強度確保と表面気泡の低減を目的とした本研究は、高炉スラグ及びフライアッシュ等の微粉末の配合、高性能減水剤の添加及び微振動と界面張力低下型剥離剤使用により、満足すべき結果が得られた。今後さらに実験、研究を重ね、コンクリート製品に適用していく予定である。
PDFファイル名 014-01-1052.pdf


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