種別 論文
主題 コンクリートの自己収縮
副題
筆頭著者 田澤栄一(広島大学)
連名者1 宮沢伸吾(広島大学)
連名者2 佐藤剛(広島大学大学院)
連名者3 小西謙二郎(広島大学)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 561
末尾ページ 566
年度 1992
要旨 まえがき
セメントの水和反応により生じるコンクリートの収縮はAutogenous shrinkage(自己収縮)として古くから知られているが、その大きさは高々100×10-6程度とされ実用上ほとんど無視されてきた。著者らは、密封したセメントペースト供試体の長さ変化の測定結果から、高性能減水剤やシリカヒュームを混入して水セメント比を小さくすると極めて大きな自己収縮を生じることを報告した。本研究では、特に低水セメント比のモルタルおよびコンクリートの自己収縮特性を明らかにすることを目的とした。また、自己収縮に及ぼす骨材混入の影響について明らかにするために、骨材の体積濃度および弾性係数を変化させた供試体の自己収縮ひずみを測定すると共に、種々の複合則を用いた推定値と比較検討した。
結論
本研究の範囲で得られた結論を要約すると以下の通りである。1)モルタルおよびコンクリートの自己収縮は、水セメント比が小さくなるほど大きくなり、乾燥収縮の場合と全く逆の傾向を示した。2)シリカヒュームおよび高性能AE減水剤を用いて水セメント比を0.20と極めて小さくした10×10×40cmコンクリート供試体は、材令1日を原点にして測定すると材令91日で約400×10-6と大きな自己収縮を生じた。3)モルタルおよびコンクリートの自己収縮ひずみは、骨材の体積濃度の増加および弾性係数の増大に伴い減少した。
PDFファイル名 014-01-1094.pdf


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