種別 論文
主題 マスコンクリート構造物に生じる温度応力の評価方法に関する基礎的検討
副題
筆頭著者 川口徹(大林組)
連名者1 中根淳(大林組)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
1
先頭ページ 1087
末尾ページ 1092
年度 1992
要旨 はじめに
マスコンクリート構造物中に発生する温度応力の計測用に、有効応力計が盛んに用いられており、この分野の研究の進展に大いに寄与している。この有効応力計は、対象とするコンクリートの力学性状(弾性係数、クリープ特性の経時変化を含む)がわからなくても温度応力が計測できることが特徴の一つである。一般には応力を直接計測することは困難である。そのためこの有効応力計でも荷重変換器であるロードセルを用いて応力の換算を行っている。しかし、計測上の留意点、特にその測定精度についてはあまり知られていない。一方、埋込み型のコンクリート歪計は有効応力計に比べて小型で安価な上、計器設置上の制約条件はほとんどないため現場計測には適用しやすい。しかし、打設直後からのコンクリートの力学性状を適正に把握しないと正確な温度応力を評価することは難しいという短所を有している。本論では、有効応力計の計測精度に関する基礎的な検討の結果と、埋込み型歪計による計測値から精度よく温度応力を評価するための方法について検討した結果について述べる。
まとめ
本論の基礎的な検討により以下のことが明らかになった。1).有効応力計は、周囲のコンクリートと密着するよう正しく設置すれば実用上充分な精度で温度応力を計測できる。2).コンクリートの力学性状に関する信頼性のあるデータがあれば、本論で示した算定方法により埋込み型歪計でも有効応力計と同程度の信頼性で温度応力を求めることができる。
PDFファイル名 014-01-1188.pdf


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