種別 論文
主題 混合構造接合部の有限要素解析
副題
筆頭著者 内田和弘(フジタ)
連名者1 野口博(千葉大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 15
末尾ページ 20
年度 1992
要旨 はじめに
近年、大スパン化やプレキャスト化、省力化等の生産・施工性の向上が得られる混合構造の建物の開発が盛んに行われている。混合構造では、異種構造部材間の接合部での応力伝達が重要な問題であり、様々な接合形式が提案され研究・開発が進められている。しかし、研究の方法としては実験に基づくものがほとんどで、応力伝達機構も概念的なものが多いのが現状である。本研究では、主に混合構造接合部の応力伝達機構を解析的に明らかにすることを目的として、RC構造とS構造からなる混合構造部材の2次元非線形有限要素解析プログラムの開発を行った。そして、今後普及が期待される柱RC、はりSの混合構造接合部試験体の解析を行い、解析モデルの妥当性の検討及び混合構造接合部の応力伝達の検討を行った。
まとめ
ディテールの異なる柱RC・はりSの混合構造接合部試験体5体の解析を行い、変形状態、荷重−変形関係に関しては実験結果をほぼ追跡することができた。また、てこ機構による柱端部の支圧破壊を示す試験体に接合部鋼板補強と柱端部バンドプレート補強の2つの補強を行い解析を行った結果、両者とも最大耐力、変形性能共に改善ざれ、破壊モードも曲げ降伏型に移行し、補強方法がてこ作用に対して有効であることが分かった。今後、Sはりのてこ機構による支圧破壊等のコンクリートと鉄骨間の力学的性質の検討を行うと共に、本来3次元的な接合部を直接3次元で解析したり、部分的に3次元で解析しその結果を簡便な2次元にいかす等の方法によりさらに解析を進め、応力伝達機構の把握を行っていく予定である。
PDFファイル名 014-01-2002.pdf


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