種別 論文
主題 一断面に重ね継手を集中させた梁の破壊性状
副題
筆頭著者 高木淳(東日本旅客鉄道)
連名者1 古谷時春(東日本旅客鉄道)
連名者2 石橋忠良(東日本旅客鉄道)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 101
末尾ページ 106
年度 1992
要旨 はじめに
RC構造物のプレキャスト化は工事の省力化に大きく寄与するが、その効果を最大限に活かすためには、プレキャスト部品の現場における接合幅をできるだけ少なくし、かつ施工が容易でなければならない。その場合、重ね継手方式は、溶接継手や機械式継手等よりも現場での複雑な施工を必要とせず、品質管理が容易であるなど有利な点が多いが、その力学上の特性は複雑で、影響を与える因子は多岐にわたる。従って、国内における重ね継手強度に関する研究も数多く行なわれているが、継手強度を定量的に評価する式の導出までは至っていないようである。一方、土木学会コンクリート標準示方書に、Orangunらの実験式を基にした以下のような重ね継手強度に関する実験式が解説式として掲載されている。σss=4・σ’ck0.5・[ls/φ・{0.318+0.795・(C/φ+15・At/s・φ)}+13.3]・・・(1);ここに、σss:鉄筋の重ね継手強度(kg/cm2)、σ’ck:コンクリートの圧縮強度(kg/cm2)、ls:鉄筋の重ね継手長(cm)、φ:主鉄筋径(cm)、C:主鉄筋のかぶり又は最小鉄筋間隔/2の小さい方(cm)、At:横方向補強筋の換算断面横(cm2)、s:横方向補強筋ピッチ(cm);式(1)の基となったOrangunらの式は、過去の、一断面に重ね継手を集中させた供試体の曲げ載荷試験例よリ62体の結果を抽出し、非線形回帰分析によって導出された式であリ、以下の4つの因子を内生化している。1)重ね継手長ls2)コンクリート圧縮強度σ’ck3)主鉄筋のかぶり又は最小鉄筋純間隔/2の小さい方4)横方向補強筋量、なお、3)は図−1に示す値をとる。
まとめ
一段面に重ね継手を集中した場合において重ね継手強度に影響を及ぼす各要因の定量的評価を試みる試験を行い、以下の結論を得た。1)コンクリート圧縮強度の影響はOrangunらの式において考えられていたよりも大きい。2)重ね継手長の寄与する割合も大きく、式(1)によれば継手破壊が起こるはずのls=15φの供試体であっても、継手破壊ではなく曲げ破壊に至った。3)C/φの値が小さいときはその影響は大きいが、2.0程度以上に大きくなるとその効果は小さくなる。4)横方向補強筋は、その量が増すほど継手強度も増すが、継手長が短いと期待したほどの強度が得られない。5)鉄筋比が小さい場合、打継目の目開き幅の拡大により、継手強度以下で破壊に至るが、鉄筋比が1%程度以上であれば目開きの影響は少ない。
PDFファイル名 014-01-2017.pdf


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