種別 論文
主題 正方形鋼管と帯筋で二重に横拘束したコンクリートの中心圧縮性状に関する実験的研究
副題
筆頭著者 山川哲雄(琉球大学)
連名者1 崎野健治(九州大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
2
先頭ページ 345
末尾ページ 350
年度 1992
要旨
著者らは、正方形鋼管と帯筋で二重に横補強した鉄筋コンクリート短柱に関して、一定軸圧縮力下の繰り返し曲げせん断弾塑性挙動を検討するためのパイロット実験を行い、これらの実験結果と解析結果を文献等に発表した。これらの文献では、鋼管と帯筋によるコンファインド効果に関する累加強度が成立し、さらに多量の主筋に対する付着強度の劣化を防止できれば、理論的には大きな曲げ強度を期待できる可能性を示唆した。本研究では正方形鋼管と直線型帯筋で二重に横拘束したコンクリートの圧縮強度に関して、コンファインド効果を考慮した累加強度が成立するか否かを実験的に検証することが主なる研究目的である。鋼管のみまたは帯筋のみで拘束したコンクリートや柱の実験は数多く見られる。また、これらの実験結果に基づいたコンファインドコンクリートの圧縮強度式や応力−ひずみ関係式などが多くの研究者によって提案されている。本研究では正方形鋼管と直線型帯筋で二重に横拘束したコンファインドコンクリートの構成則にManderらの構成則を利用し、直線型帯筋に対するManderらの強度式と正方形鋼管に対する松村らの強度式をそれぞれ単純累加して用いる。さらに崎野・孫によってManderらの構成則と松村らの強度式にかわるコンファインドコンクリートの応力−ひずみ関係式が最近提案されている。したがって、崎野・孫式も含めてこれらの式に基づいた累加強度式が本実験結果を説明しうるかどうかを検討する。
結論
正方形鋼管と帯筋で二重に横拘束したコンファインドコンクリートの圧縮強度は、横拘束鋼材の単純累加で既存の各提案式によりほぼ計算できることがわかった。各提案式の中では崎野・孫式がMander・松村式より、全般的にやや精度よく実験結果を表現できるようである。
PDFファイル名 014-01-2059.pdf


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