種別 論文
主題 曲げ降伏型連層耐震壁の靱性確保に関する実験的研究
副題
筆頭著者 仲地唯治(間組)
連名者1 戸田哲雄(間組)
連名者2 牧田敏郎(間組)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
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先頭ページ 849
末尾ページ 854
年度 1992
要旨 はじめに
超高層RC造建物において連層耐震壁を用いた場合、下層部圧縮側の側柱および壁板は、耐震壁が水平荷重を受けた時、大きな圧縮力とせん断力が生じる。したがって、連層耐震壁の変形性能は、側柱および壁板の圧縮靱性、あるいは耐震壁のせん断余裕度に左右されると考えられる。著者らは、先に側柱帯筋量、拘束筋による壁板コンクリート拘束、および壁横筋量をパラメーターとする曲げ降伏型連層耐震壁の水平加力実験を行い、それらの影響を検討したが、本研究では、側柱および壁板の部分試験体による実験を行い、主に壁板拘束および壁横筋量をパラメーターとする耐震壁5体の水平加力実験の結果とあわせて検討する。
まとめ
壁板コンクリートの拘束、側柱コンクリートの拘束および壁横筋量をパラメーターとする曲げ降伏型連層耐震壁の水平加力実験、および側柱、壁板を模擬した部分試験体の圧縮試験の結果、以下の事項が明かになった。1)壁板コンクリートの拘束は曲げ降伏型連層耐震壁の靱性確保に有効である。拘束方法としては、閉鎖型の拘束筋だけでなく、幅止め型も有効で、閉鎖型の場合とほぼ同様の荷重−変形関係を示した。また側柱についても一定量以上の横補強筋が靱性確保に有効である。2)上記の拘束効果の有効性は壁板コンクリートおよび側柱の圧縮靱性の向上によるものであることが部分試験体による試験結果により示された。3)壁横筋量の増大は曲げ降伏型連層耐震壁のせん断余裕度を増し、靱性確保に有効である。但し、最終的には、壁板の圧壊により限界変形角が定まった。
PDFファイル名 014-01-2147.pdf


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