種別 論文
主題 コンファインド超高強度コンクリートの圧縮特性の形状・寸法効果
副題
筆頭著者 小池狹千朗(愛知工業大学)
連名者1 畑中重光(三重大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
2
先頭ページ 949
末尾ページ 954
年度 1992
要旨 はじめに
筆者らは昨年度、圧縮強度300〜700 kgf/cm2の角形コンファインドコンクリートの応力−ひずみ曲線に及ぼす供試体の形状・寸法、ひずみの測定域および帯筋ピッチの影響を調べた。その結果、供試体寸法の増大に伴い、応力−ひずみ曲線が脆性的になるという普通強度コンクリートで認められた傾向は、強度レベルに拘らずほぼ同様に認められること、このような寸法効果は帯筋ピッチが密なほど顕著であり、プレーンコンクリートの場合には、相対的に寸法効果か小さいこと、などが明かとなった。本報では、圧縮強度1000 kgf/cm2級の超高強度コンクリートについて、これらの要因および帯筋の降伏強度の影響を実験的に調べ、前報の結果と比較・検討する。
結論
1)Fc=1000 kgf/cm2級の超高強度コンクリートの圧縮強度の寸法効果は顕著であり、b=25cmの供試体の圧縮強度はb=9.7cmのものに比べて、平均で約15〜20%低下した。2)Fc=1000 kgf/cm2級の超高強度コンクリートの最大応力時のひずみ(εm)に及ぼす供試体寸法の影響は顕著であり、b=25cmの供試体のεmの値はb=9.7cmのものに比べて平均で約20%減少した。3)Fc=1000 kgf/cm2級の超高強度コンクリートの軟下域の応力−ひずみ曲線の形状は、供試体寸法に拘らず類似しており、ピーク応力点における寸法効果の分だけ平行移動した形となる。この傾向は、Fc=500 kgf/cm2級以下のコンクリートの応力−ひずみ曲線で見られた寸法効果とはかなり異なるものである。
PDFファイル名 014-01-2164.pdf


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