種別 報告
主題 実構造物の腐食モニタリング事例
副題
筆頭著者 田村博(日本建築総合試験所)
連名者1 永山勝(日本建築総合試験所)
連名者2 下澤和幸(日本建築総合試験所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
1
先頭ページ 763
末尾ページ 768
年度 1992
要旨 はじめに
著者らのこれまでの研究では、コンクリート表面で測定される電気化学的特性値(自然電位:E、分極抵抗:Rp、液抵抗:Rs)は、鉄筋表面の電気化学的特性値と、かぶりコンクリートの電気化学的特性値の2つの要因が関与していることが判っている。従って、精度の高い腐食推定を行うためには、両者の電気化学的特性値についての詳細な検討が必要であり、特に実際の建物調査においてコンクリート部分の特性値を把握する技術・手法を開発することが望まれる。本報は、建築後30年経過した実構造物を対象とした腐食モニタリング結果を基に、コンクリートが乾燥状態にある場合、かぶりコンクリート部分の影響により鉄筋の自然電位が貴な方向に、分極抵抗が大きな方向に変化して測定されることを実測事例を用いて示す。さらに、これらかぶりコンクリート部分の影響を把握する手法として穿孔プローブ法が有用であるごとを報告する。
まとめ
腐食モニタリングに関する検討結果をまとめると、本調査事例の範囲では次のとおりである。1)コンクリートの表面で測定される鉄筋の電気化学的特性値は、かぶりコンクリートの電気化学的特性値の影響を受けることが明らかであった。コンクリートが乾燥状態であった本事例では、自然電位が貴な方向に変化し測定されることが判った。また、分極抵抗については、穿孔プローブ法の測定結果から、極めて大きく変化し測定されることが判った。なお、分極抵抗の詳細な検討は、今後の課題としたい。2)かぶりコンクリートの電気化学的特性値を把握する方法として、穿孔プローブ法は概ね妥当なものであった。特に自然電位については、補正することでより正確な鉄筋の自然電位を把握することができた。3)鉄筋の腐食状況は、補正後の自然電位分布を基にした推定とほぼ一致した。
PDFファイル名 014-02-1130.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る