種別 論文
主題 籾殻灰を混和したモルタルの基礎性状
副題
筆頭著者 原田耕司(西松建設)
連名者1 大矢一夫(西松建設)
連名者2 松井健一(西松建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
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先頭ページ 327
末尾ページ 332
年度 1993
要旨 はじめに
産業副産物であるフライアッシュ、高炉スラグ微粉末は、マスコンクリートの温度応力の抑制、コンクリートの耐久性の改善、長期強度の増加等を目的としてコンクリート用混和材として利用されているが、これらの材料は、一般に強度の発現性が遅く、使用する場合には考慮する必要がある。ところが最近注目されてきたシリカフュームは、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末に比べ比表面積が非常に大きく、成分の90%以上がSiO2であり非晶質であることから、アルカリ溶液で可溶性となり、ポゾラン反応が早期に強く現れるため、初期強度発現性がよいと考えられている。一方、籾殻灰(以下RHA)は、製造方法によってはシリカフュームと同様に比表面積が大きい非晶質な粒子となり、混和材としてコンクリートに混和した場合、圧縮強度が増加した等の報告例もある。そこで本研究ではRHA(USA製)、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、シリカフュームについて、分散性を検討するための超音波分散性試験と活性指数を比較するための電気伝導率試験を行い、次にこれらを混和したモルタルの基礎性状試験を行い性状比較を行った。
まとめ
今回の試験のまとめを以下に記す。1)シリカフュームの粒子は非常に大きな凝集をした状態で存在していたが、RHAの粒子は大きな凝集をしていなかった。2)RHAを混和したモルタルのフロー値は、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末より小さいがシリカフュームより大きくなった。3)RHA、シリカフュームを混和したモルタルの単位容積重量は、混和率が増加するに従い小さくなった。4)RHAを混和したモルタルの圧縮強度の発現性はシリカフュームより若干劣るがフライアッシュ、高炉スラグ微粉末よりよかった。5)RHAを混和したモルタルの曲げ強度は、材令3、7日ではフライアッシュ、高炉スラグ微粉末、シリカフュームとほぼ同じであったが、材令28、91日では若干他の混和材より強度が増加する傾向にあった。6)RHAを混和したモルタルの最適混和率は30%であった。今回使用したRHAは、シリカフュームと異なりポーラスな粒形ではあるが、シリカフュームの様な大きな凝集をしていないので、一次粒子の微細な空隙に十分溶液が浸透するため反応面積が大きくなり、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末より強度発現性がよい結果になったと考えられる。RHAは従来よりコンクリート用混和材として使用されているフライアッシュ、高炉スラグ微粉末およびシリカフューム等と同様な使用方法が考えられ、今後RHAを混和したコンクリートの特性に関する試験を行う予定である。
PDFファイル名 015-01-1054.pdf


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