種別 論文
主題 振動を受けるビンガム流体のコンシステンシーに関するレオロジー的考察
副題
筆頭著者 寺西浩司(前田建設工業)
連名者1 谷川恭雄(名古屋大学)
連名者2 森博嗣(名古屋大学)
連名者3 渡辺健治(名古屋大学)
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
1
先頭ページ 357
末尾ページ 362
年度 1993
要旨 まえがき
振動締固めは、コンクリート打設において必要不可欠な工程であり、締固めの良否が構造物の品質に大きな影響を及ぼす。しかし、その施工は経験的なノウハウに頼って行われているのが実状であり、JASS5においても締固めの決定要因となる振動機の挿入間隔、時間等については曖昧な記述に留まっている。このような状況は、締固め手法を整備するための根拠となる理論が確立されていないためである。また、最近では、高流動コンクリート等通常のコンクリートとは異なった性状を持つコンクリートも実用化されて、振動がフレッシュコンクリートに与える影響も複雑化しており、すべてのコンクリートについて適切な締固め方法を一義的に規定することは困難となっている。コンクリートの振動締固めに関する研究は数多く行われており、その大部分は、振動の伝播特性の研究と振動を受けるコンクリートの挙動に関する研究に大別される。前者については理論的な研究も行われているが、後者について理論的な考察を行ったものは少ない。本研究では、振動を受けるフレッシュコンクリートの挙動に関する理論的な予測手法を構築することを目的として、振動下のビンガム流体の挙動についてレオロジーの立場から力学的な考察を行うとともに、モルタルを試料とした振動下の球引き上げ試験を実施した。
まとめ
本研究では、振動を受けるビンガム流体の挙動について理論的考察を行い、モルタルを試料とした振動時の球引き上げ試験による実験結果と比較した。本研究によって新たに得られた知見は、以下のとおりである。1)振動時のビンガム流体のコンシステンシー曲線は、図-3および式(5)に示す原点を通る曲線を描く。2)振動時の球引き上げ試験で測定される見かけのコンシステンシーに関する理論モデルは図-7で表される。
PDFファイル名 015-01-1059.pdf


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