種別 論文
主題 AE波形解析による混合モード破壊機構の同定
副題
筆頭著者 重石光弘(熊本大学)
連名者1 大津政康(熊本大学)
連名者2 油野邦弘(四国総合研究所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
1
先頭ページ 495
末尾ページ 500
年度 1993
要旨 まえがき
アコースティック・エミッション(AE)とは、何らかの原因によって弾性体内部に微小な破壊(ひびわれ)が生じると、その破壊箇所から弾性波(AE波)が発生し、その波が弾性体を伝播する現象である1)したがってそのAE波動の発生形態は、発生源となる弾性体内部の破壊現象と密接な関係があり、AEに関する各種のデータを適切に収集し、それらのデ一夕を理論的に解析することができれば、直接確認することが困難な弾性体内部の破壊進行状態を推測することが可能である。中でも特にAE波形は、その発生源となったひびわれの形状やひびわれが発生した際の状態を直に表現している情報であり、著者等は、そのAE波の発生源となったひびわれの幾何学的諸量すなわち、ひびわれの位置、発生形態(モード)、方向、規模などを逆解析によって得ることが理論的に可能であることを示し、その理論に基づいた3次元モデルにおけるAE波形の逆解析手法、SiGMA(Simplified Green's function for Moment tensor Analysis)を開発しており、コンクリート構造物や地盤における破壊現象に伴って発生したAE波形を対象にそれらのAE波形逆解析の実際と解析結果を報告してきた、また、このAE波形逆解析手法SiGMAの信頼性の検証を行なうため、ひびわれの状況が容易に確認できるアクリル板におけるAE波形の逆解析をおこない、実際のひびわれの形状との比較も行っている。本論文では、3次元モデルにおけるAE波形逆解析手法であるSiGMAを2次元モデルに適用するための手法を解説し、さらにこの解析手法をモルタル板およびコンクリート板が面内一軸圧縮荷重によって混合モード破壊に至るまでの過程で発生したAE波形に適用して、その破壊機構の同定を試みた結果を報告する。
まとめ
弾性材料から検出されるAE波形からその発生源であるひびわれの幾何学的諸量(位置、種別、方向)を逆解析する手法とその2次元モデルヘの適用法について解説した。またモルタル板およびコンクリート板の混合モード破壊におけるAE波形にこれを適用し、その発生機構の同定を行った結果、AEの発生源である微小ひびわれの連結によるひびわれの形成過程が観察され、初期の段階においてはせん断モードのひびわれが卓越して発生し、次第に引張モードのひびわれに推移していくことが確認された。
PDFファイル名 015-01-1082.pdf


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