種別 論文
主題 トラスモデルによるRC有孔梁のせん断強度解析
副題
筆頭著者 杉浦光彦(名古屋工業大学大学院)
連名者1 市之瀬敏勝(名古屋工業大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
2
先頭ページ 305
末尾ページ 310
年度 1993
要旨 序論
最近、塑性理論によるRC部材のせん断強度解析が盛んになりつつある。有孔梁に関しても、日本建築学会の指針に、トラスモデルに基づく設計式が採用された。しかし、この設計式は、孔が1個だけある場合の解析に基づいており、孔がいくつか並ぶ場合の応力の流れに関する議論は少ない。本研究では下界の定理を用い、文献〔2〕を応用して、孔を複数個持つRC有孔梁のせん断強度を解析する。ここでは主に文献[3]の実験を解析対象とする。肋筋のみによる補強を考え、斜め筋や特殊金物については考慮外とする。
まとめ
1)本報告の解析結果は、文献[3]の実験結果の7割前後の強度となった。2)孔どうしの間隔が小さいと、孔の間を流れるストラットの角度が鉛直に近づき、幅も狭くなるのでせん断強度は低下する。3)部材スパンの中央部に孔がない場合は、あばら筋を介しないで対角線状に流れる応力が大きくなる。そのため、孔の両脇のあばら筋が弱い範囲ではせん断強度が上がる。孔の両脇のあばら筋が強くなると、ストラットの幅による頭打ちが生じ、孔どうしの間隔が問題になる。4)本解析の範囲内では、孔の間隔を孔径の3倍程度離しておけば、孔1個の場合とせん断強度はさほど変わらない結果となった。
PDFファイル名 015-01-2051.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る