種別 論文
主題 載荷レベルを変えた逆T形PC板埋設型枠合成床スラブの曲げ性状
副題
筆頭著者 岩原昭次(熊本工業大学)
連名者1 小森清司(長崎大学)
連名者2 山下正吾(富士ピー・エス)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
2
先頭ページ 353
末尾ページ 358
年度 1993
要旨 はじめに
合成床スラブ等を対象としてコンクリートのクリープと乾燥収縮等の影響を調査する長期載荷実験研究の中で、比較的大きな初期たわみを与えて長期曲げ性状を考慮する研究はあまり行われていないようである。しかしながら、一般的な長期曲げ性状の把握及びその解析手法の確立という面から、初期載荷時のたわみが比較的大きい場含も含めて、系統的な実験的検証を行うことは極めて重要である。本研究は、以上の観点から、逆T形PC板埋設型枠を用いた両端固定一方向合成床スラブに対し住宅用積載荷重を基準にした3種類の載荷レベルを考え、この載荷レベルによる長期曲げ性状の相異を検討することを目的とする。なお、持続載荷期間は約30日迄としている。また、本研究の一部は既に報告している。
まとめ
経過日数約40日迄の結果をまとめると次のようになる。(1)載荷時にひびわれを生じた試験の経時たわみは増加率でみると、載荷レベルによる差異は見られなかった。(2)載荷時にひび割れを発生した試験体及び持続載荷下で発生した試験体ともその後の経過においては端部でスラブを貫通するまでに至っていない。(3)比較的大きな載荷レベルに対してもPC鋼より線の経時歪は緊張力導入時の数%の変化量にすぎない。(4)FR板コンクリートのクリープ係数及び乾燥収縮歪は現場打ちコンクリートのそれらよりかなり低い。
PDFファイル名 015-01-2059.pdf


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