種別 論文
主題 高強度コンクリート1階柱に及ぼす基礎梁コンクリート強度の影響に関する研究
副題
筆頭著者 宮本守(東京理科大学大学院)
連名者1 野村設郎(東京理科大学)
連名者2 衣笠秀行(東京理科大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 749
末尾ページ 754
年度 1993
要旨 はじめに
近年、30階程度の高層建築物がRC構造でも建設されるようになり、これに伴い柱は高軸力に対処するため高強度コンクリートを使用する場合が多い。この高強度コンクリートを用いる1階柱に対して、基礎梁は普通強度程度のコンクートを用いる場合が多い。本報告は、この強度差が1階柱・基礎梁接合部、また柱の曲げ圧縮破壊性状に及ぼす影響を明らかにするため、まず基礎的性状を求めることを目的として行った以下の2つの実験及び解析の検討結果をまとめたものである。
まとめ
基礎梁と柱のコンクリートの強度比として1:3〜4という大きな値を設定し、基礎梁底面を固定した基礎的実験及び3次元弾性解析より、柱・基礎梁接合部の破壊性状について以下の結論が得られた。(1)基礎梁の平面形状が十形である場合には、基礎梁部のσBが直上柱のσBの1/3程度でも、一軸圧縮時において特に問題となることはないと思われる。(2)隅柱や外柱下基礎梁は柱から高圧縮力を受けるばかりでなく、基礎梁の平面形状がL形やT形の非対称となり、柱軸力に対する応力集中が大きく、柱と基礎梁の強度差が大きいと基礎梁部で破壊する恐れがある。(3)一般に基礎梁部強度が柱部強度に比籔して小さい場合には、柱の軸力と曲げによる局部圧縮に対する基礎梁部の割裂及び支圧応力の検討を行っておく必要があろう。
PDFファイル名 015-01-2126.pdf


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