種別 論文
主題 組紐状アラミド連続繊維筋を用いたPPC梁の長期載荷実験
副題
筆頭著者 谷垣正治(三井建設)
連名者1 岡本直(三井建設)
連名者2 松原澄行(三井建設)
連名者3 蓮尾孝一(三井建設)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 911
末尾ページ 916
年度 1993
要旨 はじめに
連続繊維筋で補強したコンクリート部材を実構造物に適用して行くためには、使用状態荷重下での長期間にわたる性状を把握しておくことが重要である。一般に連続繊維筋は、鉄筋に比較して高強度であるが、弾性率が低いので、これを用いたRC部材では、強度は高くなるもののたわみやひびわれ幅といった使用性能上の問題がある。これらの問題を解決する手段として、パーシャルプレストレスの利用が有望である。筆者らは、組紐状アラミド連続繊維筋で補強したPPC(Partially Prestressed Concrete)梁の長期的なたわみならびに曲げひびわれ性状を把握する目的で、長期載荷実験[1]、[2]を20、OOO時間以上実施している。本報告では、ひずみ分布とたわみの時間変化などのたわみ性状と、曲げひびわれ性状および曲げひびわれ幅の算定方法について述べる。
まとめ
組紐状アラミド連続繊維筋を用いたPPC梁の長期載荷状態でのたわみ性状、および曲げひびわれ性状を把握し、長期たわみとひびわれ幅の算定手法について検討した。その結果を以下に示す。(1)時間の経過とともに、コンクリートの引張協力効果が低下する現象が見られた。(2)プレストレスを導入することによる長期たわみの抑制効果が顕著であった。(3)ここで示した計算方法(1)〜(6)式で、長期たわみを安全側に推定することができる。(4)初ひびわれ荷重以上の長期載荷を受ける場合、平均ひびわれ間隔は、(8)式で推定できる。(5)異形鉄筋を用いた場合と同様、平均ひびわれ幅は(9)、(1O)式で、最大ひびわれ幅は(11)式で推定できる。
PDFファイル名 015-01-2154.pdf


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