| 種別 | 論文 |
| 主題 | 鉄筋コンクリート造縦長開口耐震壁の水平耐力の評価に関する研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 小野正行（近畿大学） |
| 連名者1 | 徳広育夫（鹿児島大学） |
| 連名者2 | 倉富和義（久留米工業大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 15 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 1191 |
| 末尾ページ | 1196 |
| 年度 | 1993 |
| 要旨 | はじめに 著者は、壁板の斜めひび割れが水平軸に対して45°に発生するものとして、圧力場を形成する壁板の面積を求め、その面積を考慮した開口の影響による耐力低減率を無開口耐震壁の水平耐力に乗じることにより、単数や複数の矩形開口を有する耐震壁の水平耐力が実用上十分な精度で評価されることを示した。本報告では、壁筋比と付帯ラーメンの拘束が同じである縦長開口(袖壁を有する縦方向に細長い開口)の位置の異なる試験体により繰り返し水平加力実験を行い、圧力場を形成する壁板の面積を考慮した耐力低減率の考え方を適用して、本実験および既往の実験結果の水平耐力との適合性について検討を行ったものである。 結び 縦長開□耐震壁の試験体により、繰り返し水平加力実験を行い、著者提案の耐力低減率の妥当性を検証した。さらに、その耐力低減率を本実験や既往の実験結果に適用し、RC規準の耐力低減率と比較している。その結果、無開口耐震壁の水平耐力を精度良く算定される式を用いれば、著者提案の耐力低減率による水平耐力の算定値は、実用上十分な精度で算定されることを示した。式(1)は、圧力場の形成がなされる比較的小さな開口に適用され、壁板のスリップ圧縮破壊により水平耐力に達する耐震壁に限定されるものである。なお、本報告の壁板の斜めひび割れ傾斜角の決め方は、実際の設計にも適用されると考えられるが、本報告の縦長開口耐震壁は形状が限られているので、耐震壁の形状の検討が必要である。 |
| PDFファイル名 | 015-01-2201.pdf |