種別 論文
主題 高強度・高流動性軽量コンクリートの諸性状に関する基礎的研究
副題
筆頭著者 小山明男(明治大学大学院)
連名者1 菊池雅史(明治大学)
連名者2 山川勤(信越化学工業)
連名者3 早川和良(信越化学工業)
連名者4
連名者5
キーワード
16
1
先頭ページ 159
末尾ページ 164
年度 1994
要旨 1.はじめに
 近年、コンクリート工事において、より良質な施工品質が要求されるようになり、優れた充填性を有する高流動コンクリートについての研究・開発が活発に行われている。また、高流動性と高強度を兼ね備えた高強度・高流動コンクリートの研究も盛んに行われている。
 今後ともますます進展の傾向にあるRC構造物の超高層化において、軽量コンクリートを用いる意義は大きく、これら構造物の安全性および耐久性を確保する意味でも、軽量コンクリートの高流動化は意義のあることと考える。
 本研究は、軽量コンクリートの施工性、高強度、耐久性等の向上を目途とし、高炉スラグ微粉末、分離低減剤、高性能減水剤を組み合わせ、高流動化した軽量コンクリートの、流動性、充填性、強度性状、耐久性状等に関する基礎的性質について総合的に検討したものである。
6.まとめ
 結合材の一部に高炉スラグ微粉末を使用し、分離低減剤にセルロース系分離低減剤を用いた高流動性軽量コンクリートの諸性状について検討結果をまとめると、大要次のとおりである。
(1)結合材量の多い水結合材比30%の場合でも、スランプフロー70cm前後の良好な流動性および充填性を示し、かつ粗骨材の分離が見られないコンクリートが得られた。
(2)また、この種のコンクリートでは、分離低減剤(LAC)および高炉スラグ微粉末(BF)の適切な組み合わせにより、強度および耐久性の面でも問題ないことが確認できた。
PDFファイル名 016-01-1024.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る