種別 論文
主題 シリカフュームを混和したコンクリートの流動性および強度に及ぼす練混ぜの影響
副題
筆頭著者 山口重英(千葉工業大学大学院)
連名者1 大賀宏行(東京大学)
連名者2 魚本健人(東京大学)
連名者3 小林一輔(千葉工業大学)
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 389
末尾ページ 394
年度 1994
要旨 1.はじめに
 シリカフュームを用いたコンクリートの諸特性に関する研究は海外において数多くなされており、シリカフュームをセメントの一部と置換することによって、コンクリートの強度、流動性および耐久性を改善できると言われている。シリカフュームは平均粒径約0.1μmの超微細粒子であり、その粒径がセメント粒子に比べはるかに小さいため、シリカフュームを混和しないコンクリートの場合と同様の練混ぜを行っても、シリカフュームがコンクリート中で均一に十分分散するか否かは明らかになっていないのが現状である。モルタルやペーストでの結果より、シリカフューム混和の効果が最大限に発揮されるためにはシリカフュームがコンクリート中で十分分散していることが必要と考えられる。
 そこで、本研究はシリカフュームを混和したコンクリートの練混ぜ時の消費電力量の変化および強度に及ばす練混ぜに要した電力量の影響について検討し、シリカフュームを混和したコンクリートの諸特性に及ぼす練混ぜの影響を明らかにすることを目的とした。
5.まとめ
 本研究の結果以下のことが明らかになった。
(1)シリカフューム混和コンクリートの方が、練混ぜ時間にともなうスランプの低下が少ない。
(2)ミキサの消費電力量を指標とすると、水結合材比の低いところでシリカフュームを混和したコンクリートの方が早く練り混ざり、練混ぜに要するエネルギーも少ない。
(3)シリカフュームを混和したコンクリートにおいてはモルタルやペーストでの結果と同様圧縮強度に及ぼす練混ぜの影響は大きいことが分かった。
PDFファイル名 016-01-1063.pdf


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