種別 論文
主題 コンクリート構造物の維持管理における評価判定法の一提案
副題
筆頭著者 金子雄一(東電設計)
連名者1 宮本文穂(神戸大学)
連名者2 福手勤(運輸省)
連名者3 古谷時春(東日本旅客鉄道)
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 959
末尾ページ 964
年度 1994
要旨 1.はじめに
 コンクリートは、主要な構造材料として多種多様な構造物に用いられており、また、それらの構造物の置かれる環境も多岐にわたっている。コンクリート構造は、耐久性に富む構造であるとされ、従来よりメンテナンスフリーの考え方が支配的であった。しかしながら、コンクリート構造物の劣化損傷の現状を考慮すると、維持管理を必要とするものが多数を占めるようになりつつある。一般に、構造物の維持管理は、点検→評価判定→対策(必要な場合)→記録といったフローによって行われる。また、これらの各項目は互いに複雑に関連しており、維持管理を適切かつ合理的に行うためには、全体のバランスを考慮することが重要である。
 本研究は、このような維持管理のフローにおいて、評価判定の立場から維持管理の基本的な考え方について検討するとともに、具体的な一手法を提案するものである。
4.おわりに
 近年、その必要性が高まりつつあると思われるコンクリート構造物の維持管理に対する基本的な考え方を示すとともに、マクロレベルまたはメゾレベルに該当する評価判定の一手法について述べた。コンクリート構造物に生じる種々の劣化に関しては、現在鋭意研究がなされており、今後新たなる知見が得られるものと期待している。本文で示した手法は、点検結果のグレーディングを考慮する際に、劣化機構の理論的な内容を盛り込むことが可能であり、そのような研究成果を逐次取り入れることが可能なものとなっている。また、そうした場合には、よりメゾレベルに近いものとなると考えられる。
PDFファイル名 016-01-1159.pdf


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