種別 論文
主題 鋼繊維補強吹付けコンクリートのリバウンド性状とその低減効果に関する実験的研究
副題
筆頭著者 蘇玄昌(現代建設)
連名者1 孫永現(現代建設)
連名者2 沈玉鎭(現代建設)
連名者3
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 1129
末尾ページ 1132
年度 1994
要旨 1.はじめに
 トンネル内で吹付けコンクリート工法を改良する1つの工法として、従来のWire Meshで補強するShotcrete(以下W/MRSと称す。)工法と比較して、鋼繊維補強Shotcrete(以下SFRSと称す。)はその簡易な作業性、優れた補強効果、又は経済的な理由によって、新しいShotcrete工法として脚光を浴びている。
 しかし、SFRSにおいても、乾式工法を利用して打設するため、粉塵による作業環境の悪化や過多なリバウンドによる品質変動等の問題点によって、全体的な効果が減少すると言われているが、SFRSの補強効果に大きな影響を及ぼす要因の中で、もっとも重要なリバウンド率に関する研究はこくわずかなものである。
 本研究はSFRSの性能向上を図ることを目的として、現場実験を実施し、鋼繊維やシリカフュームの混入率による物性の把握やトンネル内部の打設部位(壁体部、傾斜部、天井部)によるリバウンド率の変化を測定して、その低減効果を検討し、SFRSのリバウンド性状を4段階に分けて分析した。
4.まとめ
 SFRSのリバウンド率に関する今回の実験結果を以下に示す。
1)シリカフュームを混入したSFRSはW/MRSと比べてリバウンド量を大きく減らすことが可能な効果的な工法である。
2)傾斜部や天井部のリバウンド率は、SFRSで打設すれば、W/MRSと比較して、シリカフュームの混入率が0%場合、10%弱、10%の場合、40%弱まで減少できる。
3)リバウンド低減に対する鋼繊維混入効果は混入率1%程度で限界値に到達すると推測される。
4)SFRSのリバウンド性状を鋼繊維や粗骨材に対するリバウンド量の変動状況を中心として4段階に分類するのが適当と判断される。
PDFファイル名 016-01-1188.pdf


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