| 種別 | 論文 |
| 主題 | モルタル充填式スリーブ継手を用いたPCa部材の耐震性能に関する研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 小澤健一（大成建設） |
| 連名者1 | 槇谷栄次（関東学院大学） |
| 連名者2 | 高実子光（関東学院大学大学院） |
| 連名者3 | 小曽根茂雄（東京鉄鋼） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 16 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 301 |
| 末尾ページ | 306 |
| 年度 | 1994 |
| 要旨 | 1.はじめに モルタル充填式スリーブ継手は、従来のガセットタイプのドライジョイントに比して、部材脚部の曲げ耐力を増大させることのできる利点と合理的工・構法が注目され、RC部材のプレキャスト化に大きく貢献してきた。本論又は、新しく開発されたモルタル充填式スリーブ継手を柱及び梁タイプのPCa部材の端部に適用し、その耐震性能を調べると共に、RC部材との比較より、スリーブ継手によって緊結された鉄筋の一体性を検証した。また、諸耐力の実験結果に対する適合性も検討した。以下に、その研究結果を報告する。 5.まとめ モルタル充填式スリーブ継手を有するPCa部材の曲げせん断実験および理論解析から、次の事柄が示唆される。 (1)モルタル充填式スリーブ継手によって緊結された鉄筋の引張特性は、塑性域における繰り返し加力を受けても、スリーブ継手部から引き抜けず、母材破断を生じた。 (2)最大荷重以降の劣化は、PCa部材よりRC部材の劣化が著しいことが認められた。 (3)PCa部材の等価粘性減衰定数は、最大荷重時で、heq=10〜15％の間に存在する。 (4)水平変位に対してのPCa脚部のすべり変形量は、最大荷重時で、梁タイプ約20〜25％、柱タイプ約8〜10％であった。 (5)最大荷重については、PCa部材とRC部材にほとんど差はみられなかった。 (6)スリーブ継手部にせん断補強筋を増加することは、すべり変形量比の減少及びエネルギー吸収能力の向上に寄与する。 |
| PDFファイル名 | 016-01-2049.pdf |