種別 論文
主題 鉄筋コンクリート造柱の振動台実験とオンライン応答実験
副題
筆頭著者 堤秀樹(日本大学大学院)
連名者1 安達洋(日本大学)
連名者2 神田亮(日本大学)
連名者3 本木実(日本大学大学院)
連名者4
連名者5
キーワード
16
2
先頭ページ 629
末尾ページ 634
年度 1994
要旨 1.はじめに
構造物の動的非線形挙動を調べる手法として、サブストラクチャ解析法の概念をオンライン応答実験法に適用したサブストラクチャ・オンライン応答実験(以下、SOT)法がある。オンライン応答実験では応答計算を行う際、実試験体の接線剛性を評価することが難しいために、"安定条件が緩やかな"陰な積分法は用いにくく、一般的には陽な積分法(β=0のNewmark-β法または中央差分法)が用いられている。また、SOT法では、解析モデルの自由度が高くなりがちであることから、数値積分法は無条件安定で、かつ接線剛性の評価を必要としない方法が望ましい。これまで、この問題を解決するための数値積分法がいくつか提案されている。また、筆者等も、積分計算に接線剛性を必要とせず安定精度が確保できる積分法として、陰な積分法に初期応力法を組み込んだ数値積分法(以下、提案法)を提案している。
本論文は、まず鉄骨造(以下、S造)柱および鉄筋コンクリート造(以下、RC造)柱に対して1質点1自由度系を想定した振動台実験を行い、次に提案法を用いたSOT法によって振動台実験から得られた応答結果を再現可能であるかを確認した。
6.まとめ
振動台実験結果を模擬する解析モデルを設定し、提案法を用いたオンライン応答実験を実施した。両実験結果の比較から次のような知見を得た。
1)振動台実験を模擬する解析モデルを設定した。
2)提案法を用いたSOT法は、高い振動成分を持つ系に対しても解が安定している。また、実試験体の接線剛性を用いずにRC造柱の弾塑性挙動を追跡できた。
3)2)より提案法は、オンライン応答実験に適用可能であることが確認できた。
PDFファイル名 016-01-2104.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る