| 種別 | 論文 |
| 主題 | 高強度材料を使用したRC柱の中心軸圧縮実験 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 丸田誠（鹿島建設） |
| 連名者1 | 別所佐登志（鹿島建設） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 16 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 665 |
| 末尾ページ | 670 |
| 年度 | 1994 |
| 要旨 | 1.はじめに 近年、RC材料の高強度化に伴う多くの研究・開発が行われ、40階を超える高層建物も建設されるようになった。筆者等は高強度材料を使用した高層建物を対象としたRC柱に関して各種の実験的研究を近年行ってきた。一方、崎野らの研究等で高強度材料を用いた正方形断面、円形断面高強度柱の軸方向性状についても明確になってきている。柱の軸拘束は丸フープと角フープではその効果は異なることが言われているが、筆者等が対象としている高層RC柱では、丸フープと角フープを組み合わせて用いており、その効果を定量化する必要がある。本研究では、高層RC下層階柱を対象に中心軸圧縮実験を行い軸耐力及び変形性状を把握し、既往の拘束コンクリートの評価式等との比較を行った。 5.まとめ 高強度材料を使用した高層建物用RC柱の中心軸圧縮性状を検討し、以下の結論を得た。 1)高強度横補強筋量の増大に伴い拘束コンクリートの耐力・靭性は大幅に改善される。 2)高強度横補強筋(USD785)は、横補強量がPw=1.2％と大きな補強量の場合には有効に働くが、Pw=0.6％程度では普通強度鉄筋(SD490)を用いた場合との差異は見られなかった。 3)丸フープと角フープの同一面配筋と交互配筋の配筋方法の差異の影響はなかった。 4)芯筋を囲むフープは軸耐力・変形に有効ではあるが、その効果は小さい。 5)丸フープと角フープが混在した柱の拘束コンクリート強度は、修正Kent-Park式、中塚・鈴木式の計算値との良好な対応をみた。 6)丸フープと角フープは独立して働くのでは無いため、既往のσ-εモデルの適用は難しく、モデル化を含め今後の課題である。 |
| PDFファイル名 | 016-01-2110.pdf |