種別 報告
主題 超音波による接近した鉄筋のかぶりの測定
副題
筆頭著者 山口哲夫(東横エルメス)
連名者1 丸茂文夫(東横エルメス)
連名者2
連名者3
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 753
末尾ページ 758
年度 1994
要旨 1.はじめに
 コンクリートに埋設されている鉄筋の探査には、通常電磁波誘導法やレーダ法が採用されている。しかしこれらの方法でも、かぶりが40mmと70mmの2本の鉄筋で、中心間隔が100mmの場合など、深さの異なる2本の鉄筋の場合、浅い方は検出できても深い方を見落とすことがある。従って電磁誘導法で探査のあと、深い位置の別の鉄筋の確認に、多少は面倒な超音波法で追加調査する方法を提案することを目的として、超音波反射法による鉄筋の測定を実施した。電磁誘導法には、探索コイルを同じ超音波測定器に接続し渦電流法で測定する方法を、この研究で考案し使用した。なお本報の結果で示す鉄筋の上凸面と底凹面の反射は、超音波の丸棒反射の例であり丸い面の反射として棒の直径が関係する。
5.まとめ
 コンクリートに埋設された鉄筋の探査法として、電磁誘導法で測定のあと、深い位置に別の鉄筋の見落としがないか、超音波の反射法で追加調査する案を検討した。かぶり45mmの異形棒綱D13から106mmの中心間隔にある、かぶり75mmの異形棒鋼D22が、明瞭に超音波法で測定できた。直径の大な鉄筋の検出が容易であった。測定点が鉄筋の真上位置より角度で40゜程度以上離れると超音波法では鉄筋を見失うことが分かった。かぶり30〜60mmでは、丸い水平鉄筋の上面と底面の両方の反射波が測定され、鉄筋の直径がある程度分かった。同じ超音波装置に探査コイルを接続した電磁誘導法で超音波法と定性的に比較し、本報の課題に超音波法が有効であった。
PDFファイル名 016-02-1124.pdf


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