種別 委員会報告
主題 連続繊維補強コンクリート研究委員会報告
副題
筆頭著者 丸山久一(長岡技術科学大学)
連名者1 島弘(高知工科大学)
連名者2 福山洋(建設省建築研究所)
連名者3 下村匠(長岡技術科学大学)
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 7
末尾ページ 16
年度 1997
要旨 連続繊維補強材は、1)軽量でかつ引張強度が高い、2)鋼材のように錆びることはない、3)非磁性で電波透過性が高い、等の特性を有することから、これを鉄筋の代替としてコンクリー建設分野に適用する試みが1980年代から始められている。建築および土木分野において各々調査研究が行われ、技術の現状を報告するとともに、土木学会では設計・施工指針(案)の作成にまで至っている。この材料は世界的にも注目され、1993年にアメリカコンクリート工学協会(ACI)主催の国際シンポジウム(FRPRCS-1、1993年、カナダ国バンクーバー)が開催された折り、今後の研究活動の促進を図るため、第2回(1995年、ベルギー国ゲント)および3回(1997年、日本)の国際シンポジウムの開催が参加者の間で合意された。日本で開催する第3回国際シンポジウムは、本協会(JCI)が主催となって実施することが決定された後、連続繊維補強材の国内での技術の現状をまとめ、かつこの材料のより一層の普及を図るという観点から、1995年に設置されたのが本研究委員会である。活動の方針として、1)建築および土木の両分野の現状を調査し、用語、試験方法、設計法等において統一的な案の作成を試みる(統一化WG:島主査)、2)補修・補強への適用の現状をまとめる(補修・補強WG:福山主査)、さらに、3)連続繊維補強材の特性を活かした構造形式を考案する(未来WG:下村主査)こととした。本研究委員会は当初2年間の活動期間とし、連続繊維補強材としては主として棒状のものを対象として調査研究を進めてきた。しかし、兵庫県南部地震(1995年1月)の復旧において、連続繊維シート材がコンクリート構造物の補修・補強用として積極的に使用されてきており、設計・施工における知見が大幅に増加している。本委員会では、補修・補強WGがこの現状に直ちに対応して活動しているものの、試験方法や設計方法に関しては十分検討する時間的余裕がなく、本報告では述べていない。
PDFファイル名 019-03-0004.pdf


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