種別 論文
主題 複合非破壊試験法によるコンクリートの強度推定値に及ぼす材令の影響
副題
筆頭著者 小阪義夫(名古屋大学)
連名者1 谷川恭雄(名古屋大学)
連名者2 山田和夫(名古屋大学)
連名者3 熊谷茂(名古屋大学)
連名者4  
連名者5  
キーワード
2
先頭ページ 141
末尾ページ 144
年度 1980
要旨 1.まえがき
 超音波速度法(以下、音速法と略記)とシュミットハンマー法を併用した複合非破壊試験法は、これらの各方法を単独に使用した場合よりもコンクリート強度の推定精度の点で格段に優れており、また、両方法とも既に多くの技術者に慣用されているため、この種の組合せ法は、コンクリートの非破壊試験法の今後の主流になるものと思われる。前報1)では、材令が4週に至るまでの比較的早期材令におけるコンクリートを用いて、複合非破壊試験法によるコンクリート強度の推定式および推定精度に及ぼす各種調合要因、養生方法、材令などの影響について検討し、この方法によれば、材令や養生方法などの影響がほぼ消去できることを示した。しかし、このような利点が長期材令下のコンクリートにおいても同様に認められるか否かについては、さらに詳細な実験によって検討する必要がある。そのため、本報では前報の結果と併せて、材令26週に至るまでのコンクリートを用いて、音速法とシュミットハンマー法を併用した複合非破壊試験法によるコンクリート強度の推定精度に及ぼす材合、養生方法などの影響について検討することにした。
4.結論
 本実験によって得られた結果を要約すると、およそ次のようになる。1)材令13週に至るまでのコンクリートの強度推定に関しては、複合非破壊試験法の有効性が認められる。2)材令13週以上のコンクリートを含む場合にも、水中養生の場合には複合非破壊試験法によって精度よくコンクリート強度を推定できる。3)空中養生を行った長期材令下のコンクリートの強度を推定するためには、複合非破壊試験法の場合も材令に伴う反発硬度の補正が必要である。なお、現在材令1年に至るまでのコンクリートに関する実験を継続中であるため、これらの結果をまってさらに詳細な検討を行う予定である。
PDFファイル名 002-01-0036.pdf


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