種別 論文
主題 β型半水セッコウを用いたポリマー含浸セッコウモルタルの基礎的性状
副題
筆頭著者 大浜嘉彦(日本大学)
連名者1 加藤秀治(日本大学)
連名者2 山本忠(東北電力総合研究所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 229
末尾ページ 232
年度 1981
要旨 1.はじめに
最近、我が国では、鉄鋼及び電力業界などにおいて、大気汚染の防止を目的とする排煙脱硫装置の普及が著しく、同装置から回収される多量の排煙脱硫セッコウの有効利用が望まれている。排煙脱硫セッコウを結合材として用いたセッコウモルタルは、強さが低く、耐水性に乏しいという欠点があるが、演者らは、これまでに、ポリマーとの複合により、これらの欠点の改善を行ってきた1)、2)。本研究は、排煙脱硫セッコウを用いたポリマー含浸セッコウモルタルの強さ及び耐水性をは握し、製品化の可能性について検討するものである。
8.総括
 以上の試験結果を総括すれば、次の通りである。(1)β型半水セッコウを用いたポリマー含浸セッコウモルタルの製造に当り、被含浸セッコウモルタルの最適配合は、セッコウ:砂=1:3である。又、含浸法としては、(脱気+加圧)含費が推奨される。(2)β型半水セッコウを用いたセッコウモルタルの強さ及び耐水牲は、α型半水セッコウの場合と同様に、ポリマーを含浸することにより、大幅に改善することができる。(3)β型半水セッコウを用いたポリマー含浸セッコウモルタルの強さ及び耐水性は、α型半水セッコウの場合に比べて幾分劣るものの、実用化に当たっては支障はなく、床用タイルなどの建材への利用が可能であると考えられる。
PDFファイル名 003-01-0058.pdf


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