種別 論文
主題 載荷履歴をもつモルタルの強度発言と微細構造
副題
筆頭著者 田代忠一(山口大学工学部)
連名者1 吉本彰(摂南大学工学部)
連名者2 平田眞(山口大学工学部)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
5
先頭ページ 117
末尾ページ 120
年度 1983
要旨 まえがき
コンクリート及びモルタルの強度が所要強度に達しない状態で、一時載荷された場合に、以後の強度発現や微細構造がどのように変わるかについては、未だ解明されていない部分が多い。本研究は、材令7日及び28日のモルタル硬化体に、50〜300kg/cm2の載荷を一時与えた場合の以後の強度発現、細孔径分布、全細孔容積及び組織などを調べ、微細ひびわれと水和に関連させて、それらの結果を考察した。
結論
l)材令7日硬化体に対して、応力強度比0.233〜0.930の載荷を行った場合、載荷直後は強度の低下がみられるが載荷後28日養生では、舞載荷のそれよりも強度が大となり、緻密化が進行する。材合28日硬化体については応力強度比0.125と0.249の載荷では、載荷後28日養生で、全細孔容積が大にもかかわらず、無載荷のそれと同程度に回復するが、応力強度比0.499と0.748では、載荷後28日養生でも強度発現が低下し、全細孔容積も無載荷のそれに比して大きい。
2)材令7日及び28日硬化体は、応力強度比0.233と0.125以上のそれぞれの一時載荷によって、セメント水和物粒子間及び水和物と骨材間の弛緩、それに伴う徽細ひびわれを生ずるが、前者では応力強度此0.930後者では応力強度比0.249以下の載荷であれば、載荷解放後の水中養生によってそれらが消失するようになる。これら微細構造は、強度発現と密接に関係し、特に37.5Åから75,000Åでの細孔変化の把握が有効である。
PDFファイル名 005-01-0030.pdf


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