種別 論文
主題 高炉水砕スラグ粉末を用いた膨張コンクリートの膨張特性および圧縮強度
副題
筆頭著者 辻幸和(群馬大学工学部)
連名者1 小林信一(群馬大学工学部)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 101
末尾ページ 104
年度 1984
要旨 1.序論
 高炉水砕スラグ粉末は、高炉セメントおよび普通ボルトランドセメントの混合材としてだけでなく、混和材としても利用され、すでに数多くの研究成果が報告されている。また、高炉水砕スラグ粉末を膨張コンクリートに併用した場合の膨張特性および強度に関する実験結果も高炉セメントを含めて、すでにいくつか報告されているが、拘束状態下におけるものは少い。そして、拘束を受ける膨張コンクリートは、拘束鋼材比が1%の膨張率に換算して、300×10-6程度までの比較的膨張エネルギ-の小さいものに限られており、ケミカルプレストレスを積極的に利用する膨張エネルギ-の大きいコンクリートに関する報告はなされていない。本研究は、高炉水砕スラグ粉末の有効利用を目的として、すでに報告した結果を踏まえて、膨張コンクリートの一軸拘束膨張率、および自由膨張させた圧縮強度特性に及ぼす高炉水砕スラグ粉末の影響を、単位膨張材量、水結合材比、および膨張材の種類を主要因にとって実験した結果を報告するものである。高炉水砕スラグ粉末の使用量は、膨張材の2倍および4倍と一定のまま、単位膨張材量とともに変化させている。
6.結論
 本研究は、高炉水砕スラグ粉末を膨張コンクリートに用いた場合の一軸拘束膨張特性および自由膨張させたコンクリートの圧縮強度に及ぼす、高炉水砕スラグ粉末の使用量、単位膨張材量、水結合材比および膨張材の種類の影響を実験的に検討したものである。そして.単位膨張材量が30kg/m3程度の膨張コンクリートに、膨張材の4倍程度まで高炉水砕スラグ粉末を用いても、膨張特性および圧縮強度とも高炉水砕スラグ粉末を用いない場合とほぼ同等の性状を示すことを明らかにした。
PDFファイル名 006-01-0026.pdf


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