種別 論文
主題 初期材令時における膨張コンクリートの引張性状に関する研究
副題
筆頭著者 笹谷輝勝(長岡技術科学大学大学院)
連名者1 丸山久一(長岡技術科学大学工学部)
連名者2 先村律雄(長岡技術科学大学工学部)
連名者3 辻幸和(群馬大学工学部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 261
末尾ページ 264
年度 1985
要旨 1 はじめに
 コンクリート構造物の乾燥収縮ひびわれ、マスコンクリートの温度ひびわれ、等を制御する目的で膨張コンクリートを使用する試みが為されているが、必らずしも充分には目的を達していない。
 その理由として、膨張コンクリートの膨張反応は材令7日程度までが最も大きく、膨張特性は初期材令時で決定されるにもかかわらず、試験方法の難しさもあって、初期材今時の膨張特性、および力学的性質に関して充分なデータが得ちれていない、ということが挙られる。
 本研究では、特に、ひびわれ制御に関係がある初期材令時の膨張コンクリートの引張強度特性を実験的に求めることを目的としている。配合(膨張量)、拘束鋼材比、養生条件(湿潤、水中)、養生温度、等をパラメータとして、それらの影響を定量的に把握することにより、コンクリートのひびわれ性状改善を目指すものである。

5 結論
1)単位結合材量(C+E)が400kg/m3で、単位膨張材量が30kg/m3から50kg/m3の範囲では、引張強度は材令7日程度まではプレーンコンクリートと同程度ある。
2)プレーンコンクリートに比べて膨張コンクリートは、初期材令時における最大引張ひずみが大きい。特に、材令2、3日に著しい伸び能力を示す。
3)湿潤養生では、引張強度は水中養生と同じあるが、材令4日までの伸び能力は劣る。
4)養生温度を高くすると初期材令時の引張強度が上がる。また、材令2日までは大きな伸び能力を示すが材令3日程度で伸び能力が低下し始める。それに比べて0℃では、引張強度は小さいが材令7日程度まで同じ伸び能力を有している。
PDFファイル名 007-01-0066.pdf


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