種別 論文
主題 低品質骨材を用いたコンクリートの性質
副題
筆頭著者 迫田恵三(東海大学海洋学部)
連名者1  
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連名者5  
キーワード
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先頭ページ 277
末尾ページ 280
年度 1985
要旨 1.まえがき
 近年、地域によっては良品質骨材が不足しており、低品質骨材が原因とされるコンクリート構造物の劣化がとりざたされている。これまで低品質骨材がコンクリートの品質に与える影響については、かなり報告がなされている。それによると低品質骨材はコンクリートの強度、弾性係数、乾燥収縮などに大きな影響を与えるとされている。しかし、骨材資源は有限であり低品質骨材と称されるものでも、その骨材にあった利用方法を求めることが必要と考えられる。
 そこで本研究では、低比重、吸水率の大きい骨材を用いて、骨材の破砕値、及び粗骨材強度とモルタル、コンクリートの強度の関係、次に水セメント比がモルタル、コンクリートの性質に与える影響などから、その低品質骨材に適した利用方法を考えようとするものである。

3.あとがき
 低比重、高吸水率の低品質骨材を有効に利用する目的で実験を行なった。その結果、細骨材か粗骨材の一方に良品質骨材を用いて水セメント比を低減すると効果的である。また、低品質骨材を使用する場合、細骨材率が強度、弾性係数などに影響を与えるのでその骨材に適した細骨材率を選定する必要がある。細骨材、粗骨材の破砕値及び粗骨材強度は、モルタル、コンクリートの強度と対応しており、低品質骨材の品質判定の一助となるものと考えられる。
PDFファイル名 007-01-0070.pdf


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