| 種別 | 論文 |
| 主題 | 多軸拘束効果を考慮した各種コンクリートの圧縮靭性の統一評価に関する研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 小阪義夫（名古屋大学工学部） |
| 連名者1 | 谷川恭雄（三重大学工学部） |
| 連名者2 | 畑中重光（名古屋大学大学院） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 7 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 305 |
| 末尾ページ | 308 |
| 年度 | 1985 |
| 要旨 | 1.まえがき 帯筋を配したコンクリートや鋼繊維補強コンクリート(以下、SFRCと略記)の圧縮靭性の改善効果は、主としてコンクリートの体積膨張が帯筋や鋼繊維によって拘束されることに因るものである。これらの横拘束コンクリートの圧縮塑性変形挙動はコンクリートに対する多軸圧縮効果の観点から統一的に論ずることが可能である。 筆者らは、これまでに一連の低側圧3軸圧縮実験を行い、コンクリートの圧縮塑性変形挙動に及ぼす側圧の大きさ、2方向の側圧の比、側圧の載荷バスなどの影響を明らかにした。本報では、引き続き、供試体形状および離散型の側圧載荷の影響について調べる。次いで、低側圧3軸圧縮実験結果に基づく各種横拘束コンクリートの圧縮靭性の統一的評価法について検討する。 5.結論 本報では、低側圧3軸圧縮下のコンクリートの塑性変形挙動に及ぼす供試体形状および側圧載荷点の離散性の影響を調べるとともに、低側圧3軸圧縮実験結果に基づく各種横拘束コンクリートの圧縮靭性の統一的評価法について論じた。本研究によって得られた結果は以下のようにまとめられる。 (1)低側圧3軸圧縮下の場合も1軸圧縮時と同様の破壊域モデルを適用することにより、異なる形状の供試体のσ1-ε1曲線を互いに関連づけることができる。 (2)低側圧3軸圧縮下のコンクリートのσ1-ε1曲線に及ぼす側圧載荷点の離散性の影響は、ピーク点以後徐々に現われ、ひずみレベルおよび側圧の増加に伴い増大する。 (3)各種の横拘束法によるコンクリ−トの圧縮靭性改善効果を等価側圧で表示することにより、種々の横拘束方法の組合せ効果の推定が可能であると考えられる。 |
| PDFファイル名 | 007-01-0077.pdf |