種別 論文
主題 ハイブリッドストレスモデルによる鉄筋コンクリート構造物の非線形解析
副題
筆頭著者 伊良波繁雄(流球大学工学部)
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連名者5  
キーワード
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先頭ページ 441
末尾ページ 444
年度 1985
要旨 1.はじめに
 近年、剛体バネモデルを初めとし、要素境界でヒンジ、すべりを表現する新しい型の要素が開発され、骨組、板、地盤等の極限解析に大きな成果を上げている。剛体バネモデルは上田等によって鉄筋コンクリート構造物の極限解析に応用され、少数の要素で崩壊解析ができることを示した。渡辺等は図-1に示すように、辺中央に自由度をもつ2次元ハイブリッドストレスモデルを提案した。このモデルは、ハイブリッド型コンプリメンタリエネルギーの原理で要素境界積分項を座標変換し、応力場として一次式の釣合応力場を仮定し、要素境界変位場は辺に垂直方向に一次式、接線方向に一定として導かれた。渡辺等は、このモデルを用いて完全弾塑性体の上界解を求める方法を示した。また、ハイブリッドストレスモデルは筆者によって、コンクリート、土、岩等のように破壊条件式がモールクローン式で表示できる材料の極限解析ができるように拡張された。本研究ではハイブリッドストレスモデルを鉄筋コンクリート構造物の崩壊解析に応用した。

5.むすび
 ハイブリッドストレスモデルをRCはりの耐力を求める問題に応用したが、得られた値は実験値よりも高目であった。今後、ひずみ軟化、ひびわれ面でのせん断での伝達、鉄筋とコンクリートとの付着特性の導入等が必要である。また、コンクリートのすべり破壊の条件式として、末永等の式は良い結果を示した。
PDFファイル名 007-01-0111.pdf


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